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子宮頸癌ワクチン
子宮頸癌というのは、子宮の入り口にできる癌です。子宮頸癌になると、子宮や卵巣などの臓器を摘出手術します。妊娠出産が不能になるのはもちろんですが、出産を望まない女性であっても、摘出後の後遺症から生活や仕事に影響する問題が生じて健康な毎日を取り戻せない場合もあります。さらに癌が進行してしまったら生命の危険さえあります。
子宮頸癌は癌になる原因が解明されていますので、予防が可能です。ヒトパピローマウイルスというウイルス感染によるものです。皮膚と皮膚粘膜が接触することから起こる、ごくありふれたウイルス感染です。それは性交渉により感染します。つまり性交渉する全ての女性は子宮頸癌になる可能性があるとも言えます。ヒトパピローマウイルスは1983年にドイツの癌研究センターで発見されました。この研究成果を基に予防ワクチンが開発されました。
感染から発症までには数年または数十年の期間があるので、定期検診を受け早期発見することで、子宮摘出をせずに治療することが可能です。子宮頸癌は初期症状がなく、自覚症状もありません。そのため、気付いた時には癌が進行してしまって手遅れになる場合もあります。
ワクチン接種はすでに百カ国以上の国で用いられています。日本では2009年10月に認可承認されて2009年12月より接種可能になりました。半年間の間に3回接種します。接種後24時間は運動を控えます。その後も年に一度は子宮頸癌の検診を受けてください。接種期間中に妊娠した場合、その後のワクチン接種は見合わせます。